Trimble R12i GNSS

Trimble R12
イントロダクション

Trimble R12 GNSS受信機は、Trimbleの測量用アンテナ一体型受信機の旗艦機として位置付けられており、その三大特長について説明します。

Trimble R12の紹介

米国Trimbleの開発チームによるTrimble R12受信機のご紹介動画です。R12受信機の最大の機能「Trimble ProPoint」の特長とそれがもたらす利益について説明しています。

R12とR10の比較

Trimble HD-GNSSによってGNSS測量機の概念を大きく変えたR10と、GNSS測位の限界を押し広げたR12。精度と効率の面から比較を行いました。

GUIDER ZERO
GNSSチルト補正観測

Trimble R12 GNSSおよびR10 GNSSに搭載のTrimble SurePointによる磁気センサを利用して、一定の傾きがあっても鉛直軸方向に補正を行い、その補正結果を考慮して座標を登録する機能です。今までGNSSでは観測が難しかった構造物の直下や樹木の下で受信できなかった場所で観測をしてみました。

あとちょっと

今までのGNSSで測っていると、街路樹の下などの測点にあともう少し、というところで「FLOAT」に落ちて、観測ができないことがあります。Trimble R12ならGNSS測位の限界を押し広げる「Trimble ProPoint」により、環境に応じた精度と測位をご提供。FIX解を維持しながら現場に応じた測位値を測位精度とともに表示するので、あきらめていた測点もGNSSでの観測の可能性を広げます。

もうちょっと

HD-GNSSを搭載したTrimble R10によって、中山間地でのFIXでの観測が可能になりました。しかし、環境によってはその測位精度が大幅に劣化したものになることもしばしば。Trimble R12なら、R12専用に開発された「ProPoint」により、厳しい環境での精度を格段にアップさせ、再現性の高い観測結果を手に入れることも可能です。

減らしたい

高精度が求められる基準点測量や引照点の設置は、気泡管の感度の問題により三脚を使用した観測が推奨されますが、観測に必要な機材が多くなり、現場の負担が増える原因に。「Trimble SurePoint」搭載のTrimble R12はは、鉛直線からのずれをコントローラ上に表示された電子気泡管によりmm単位で表示可能。気泡管の調整を整準台で行うことにより、棒状気泡管と同じ精度の観測をポールでできてしまう、現場のことを第一に考えたシステムです。

そこ！？

市街地などにおいて、測りたい点が塀や建物に隣接していることはよくあります。従来のGNSSでは受信機・アンテナ、ポールの半径により、測点に鉛直に設置できないことも。Trimble R12は、「Trimble SurePoint」による姿勢検知システムにより、受信機の傾き方向・角度、アンテナ高により、石突位置へ換算するチルト補正計算が可能。これにより今まで観測できなかった隣接点も全く問題になりません。